今朝一の患者さんを通して、「あ~この仕事をしていてよかったな~」
と思えたので、ブログにします。
僕は4人兄弟の末っ子
上の兄貴達は3人とも医者
周りは当然僕も医者になるもんだと思ってたみたいです。
もちろん僕もそのつもりでしたが、全然学力不足で・・・w。
決しておごらない兄貴達を尊敬しながら、僕も人と関わる仕事を!と思い
柔道整復の資格を取りました。
それから22年間。
決して生活は楽ではなく、家族にいい思いもさせられていませんが、
それでも、この仕事をしていてよかったと思ってしますのです。
患者さんの身体に触れると、本当に多くのことを教えてくれます。
身体という見えているものに触れるのですが、
その体というものは、それぞれの時間を経て、今、僕の目の前に現れます。
それぞれの歴史や、経験、境遇、環境が今の身体を作ってきています。
その見えない部分を感じながら体に触れるのです。
決して今現れている症状が悪いわけではなく、なぜその症状が出ないといけない状況になったかを紐解いていくのです。
とても興味深く、奥が深く、その方と寄り添える職業だと思います。
患者さんからは「魔法にかけられたわ!」と言われますが、決してそうではないということも自覚しています。
その方の人生の時間に少しでも関われたということに心から感謝します。
これからも、少しでも多くの方と巡り合っていきたいと思った瞬間でした。