ブログにご訪問してくださり、ありがとうございます。
治療家として20年やってきていますが、患者さんからよく聞く言葉があります。
これを読んでくださっている方も一度は耳にしたことがあると思います。
患者さん:「なんとなく楽になった気がします」
治療家としては患者さんへの施術をしながら、「手ごたえ」みたいなものを感じていても、
患者さんの反応が、こちらが思っているほどよくないことがあります。
施術前の動きの検査や、歩く姿勢などなどが施術後には明らかに変わっているのに、患者さん自身が実感してくれない・・・。
・・・かなりダメージをもらってしまいます(苦笑)。
第3者がいてくれたらそうでもないのですが、1対1だったね。
なので、私は
「なんとなく」
という枕詞を付けています。
私:「○○さん、さっきと比べて、動かしてみてどうですか?なんとなく楽になった感じはありますか?」
すると、患者さんは「そうですね・・・なんとなく楽になった感じです」
と答えてくれます。
この、言わされたようで、そうでもないこの言葉を患者さん自身が発することで、またまた身体が変わってくれるのです。
人は自分自身が発した言葉に不思議と責任を持つものです。
でも、その発する言葉が、身体にとってプラスになるものが大切だと実感しています。
もちろん、重症な症状になればなるほど劇的な変化というものは難しくなりますが、
この「小さな変化」に気付くということ、気付かせてあげるということも治療にとっては重要だと考えます。
以前にも書きましたが、「ゴミ屋敷」状態だったら、少しのゴミを片付けても気が付かないのと一緒です。
しかし、着実にゴミはへっていっているのですから!
そういう視点をこっちが持っていると、落ち込むこともなくなりますし、
患者さんと二人三脚で歩んでいくことができます。
ぜひ、「患者さんへの言葉のかけ方」をプラスにもっていくように工夫してみてください。
後は、もちろんのこと、施術者の日ごろの精進はお忘れなく!
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配信はランダムになりますが、身体のこと、自分の症状でお悩みの方はぜひまた訪問してくださいね。
何かのヒントになれば幸いです。
ぜひお楽しみに♪