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体が慣れるという怖さ

ブログにご訪問してくださり、ありがとうございます。 

治療家として20年やってきていますが、患者さんからよく聞く言葉があります。

これを読んでくださっている方も一度は耳にしたことがあると思います。

患者さん:「足のしびれがあって、最近は座ってても、立っててもきついんです」

私:「その症状はいつごろから出てるんですか?」

患者さん:「もう2か月くらい経ちます」

私:「・・・2か月も経つんですか?どこか病院で調べてもらったりしたんですか?」

患者さん:「いえ、ほっといたら治るかなって思ってたんですが・・・」

私:「しびれが出る前は何か体に症状はありましたか?」

患者さん:「半年前から腰が痛くて、ほっといたら腰の痛みはマシになったのですが、お尻が痛くなりだして・・・」

私:「なんでその時に治療に来なかったんですか?」

患者さん:「ほっといたら楽になるかなって思ってて…。そしたら2か月前くらいから足のしびれが・・・」

というような会話が続きます。

身体というものは、本当にすごいもので、確かにその症状に慣れていくのです。

専門家なので、言い方を変えると、

「その症状になれるというよりも、他の場所が補うように変化していくのです。」

そして、その変化が続いていきます。

そして、どうしようもなくなったときに、どうすることもできない状態で訴えだすのです。

子どものころや、まだまだ身体が元気な時は、回復する力が上回っていますので、

寝たら治る、

動かしたら楽になる

ということが当たり前のように起こってくれるのですが、

ある一定のラインを超えてしまうとそうはいかなくなります。

そうなってしまうと、玉ねぎのように、何層にも症状が重なってしまっているので、

回復するのには、やはり時間がかかってしまいます。

そういう説明を患者さんにはお伝えするのですが、

ちょっと楽になると、すぐに来なくなる…。

何回かは治療に来るが、劇的に改善しないという現実に失望し、治療に来なくなる・・・。

もちろん施術者側の力量もありますが、

治療家は、魔法使いでも何でもないので、ちゃんとプロセスを踏んでいかないと、治るものも治りません。

なので、初めにちゃんと説明しておかないと、言い訳のようになってしまい、

患者さんからの信頼も信用も失うことになってしまうのです。

ですから、初めにこの「慣れていく身体のすごさと、怖さをしっかりお伝えする」ということが大切になってきます。

その患者さんの仕事の状態や、食事、お休みの時の身体の使い方、などはちゃんと聞くようにしてください。

もちろん、施術者は常に勉強と、患者さんへの寄り添う気持ちがないと話になりませんので!

年内のこころ整体院の開院日についてはこちらから詳細をご覧ください

配信はランダムになりますが、身体のこと、自分の症状でお悩みの方はぜひまた訪問してくださいね。

何かのヒントになれば幸いです。

ぜひお楽しみに♪

当院は完全予約制となっております。 

 お待ちいただくことなく、施術を受けていただくことが出来ます(初回のみカウンセリングあり)。

施術の時間だけではなく、これまでその場しのぎだけで痛みを紛らわし薬が手放せなく、

だらだらと長く続くであろう病院や、整骨院通いから卒業しませんか?

たとえ痛みが出ても、薬に頼ることなく、自分自身の治癒力で回復できるカラダになるための

お手伝いをいたします。

cocoro

柔道整復師
臨床経験19年
延べ9万人以上を施術
開業11年
既婚者

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