治療家として20年やってきていますが、患者さんからよく聞く言葉があります。
これを読んでくださっている方も一度は耳にしたことがあると思います。
患者:「先生~、腰の調子はだいぶ良くなってますが、他のところが気になるようになってるんですが…」
私:「お~、そうなんですね!それはとてもいいことですよ」
患者:「え~?これまでは全然気にならなかったんですが?」
私:「一つ例え話をしますと、『ゴミ屋敷』って想像できますか?」
患者:「はい!よくテレビなどでやってるやつですよね?」
私:「そうです!あんな感じ。あれだけゴミが溜まってしまってたら、ある程度増えても、減ってもわからないじゃないですか?」
患者:「確かに!全然わからないですね!」
私:「でも、一度キレイにするとどうでしょうか?」
患者:「…は~?家がキレイになるということですよね?」
私:「そうです。キレイな家になったら嬉しいですよね?」
患者:「そりゃそうですよ!」
私:「ですよね!…じゃ、そのキレイな部屋に埃やゴミがあったらどうですか?」
患者:「もちろん拾って捨てますよ!だって、汚れているのが分かるようになってるんですから!」
私:「その通りだと思います。身体も同じなんですよ。キレイになってるからこそ、ちょっとした汚れや、ほこり、ゴミがに気付くことができて、さっと片づけることができるようになるんです」
患者:「なるほど~!!」
私:「なので、身体のちょっとした変化や、違和感を感じるのはとてもいいことなんです」
というような例え話をします。
はじめは大量のゴミを片付けないといけないので、時間がかかるのは当たり前です。
ですから、治療家の先生たちは焦らず、患者さんに寄り添ってあげてください。
私:「なので、ちょっとした症状が出たら、早めに施術を受けておく!というのが大切なんです」
というと、ほとんどの患者さんが納得してくれますよ💛
ぜひ、患者さんにわかりやすいようなたとえ話をしてあげてください。